酵素と酵母はどう違うの?
酵母は糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する単細胞微生物。つまり酵母は、発酵食品や酵素を作り出す微生物のことだそうです。
酵母は、自然界に生息する「菌」つまり「微生物」で、乳酸菌や納豆菌、麹、カビ等と同じように有機物を利用して成長します。そのことを「発酵」ともいいます。
古来からこの働き(酵母菌が有機物を分解し、発酵させる作用)を利用して、ワイン、ビール等のお酒、酢、醤油、味噌、納豆、漬物、チーズなどを作ってきました。
酵母は糖質(炭水化物)をエサとして(食べて)分解し、成長、増殖していきます。
酵母は、糖質を分解してくれるうれしい微生物なのです!
酵母とは、体内で活躍する「酵素」の元になっているもの。
酵素が体の中で働くと、代謝や消化を助けてくれます。
酵素が「命の素」なら、酵母は 「酵素の母」というわけです。
現在確認されている酵素は約3千種で、酵母はそのほとんどを含んでいます。
酵母は、その名の通りまさしく『酵素』の『母』。
酵素を一種の化学工場とすると、酵母は各種化学工場を総括した大工場といえるようです。
